のんきにうたかたの想いを綴ります。
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雲の上から
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連休に日本一の富士山の、山頂へ。

絶好の天気につき、一度も雨に降られることなく
延べ15時間の登山活動も無事修了。

初の登山だったけれど、
高山病にかかることもなく天辺まで。
わけあって、5合目からのはずの登山が
3合目からのスタート。

空の上はこんなにも美しいのかと、
畏れ多くも天上人の気分。

美しすぎて、広大すぎて、
想うことはすごくシンプルになる。


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一人旅が常だけれど、
今回は男女7人夏物語。
靄の立ち込める山中湖湖畔にて。

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船でゆく!・・・8
8日目。

朝ごはんから、昨日の3人で食卓につく。
朗らかなサラリーマンは今日、竹富を発つ。
たったの2回、ごはんを囲んだだけでもう家族みたいな気分になる。
お互いのごはんをよそったり、お茶をくんだり。
おっとりしたお姉さん(福岡の人)が、サラリーマンに
何時に行くん?と、それはそれはかわいい北九州弁で訊ねる。

「まだ決めてないけど、お昼過ぎかな。」

福岡の人は少し変わった旅人で、
6連泊の予定の3日目とか。
毎年、1週間くらい同じ島の同じ宿に連泊していて、
何をするのかと聞けば、何もしないとのこと。
日差しのきつい午前中はまるまる部屋で寝て、
(たまに洗濯とかはする)
お昼過ぎにごはんを食べにでて、
また昼寝。
夕方、日が暮れる頃から活動を始めるという生活を送ってるのだとか。

その理由がこの日の最後にわかることになる。

この日も朝から、雨。
わたしはピンクの傘を借りて、島の地図を片手にお散歩。

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アイヤル浜に向かう途中、雨がすごく強くなる予感がして、
ぐるりとみまわしてみても、
集落からだいぶ離れてしまっていて、もちろんなにもない。

仕方なしに、この一頭のきれいな目をした仔牛のおうちにお邪魔することに。
最初は、「えー?なに?あんた、だれ?」の目でじろじろみてきたけど、
雨が弱くなるまでここにいさせて、とお話したら、しぶしぶオッケーをくれた。
わたしはなにもすることがないので、農具の埃をはらって、そこに座って、はなうたうたう。
向こうも慣れたのか、それとも、害なしと判断したのか、
降りしきる雨などものともせず、悠然と草をはむ。

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少し心細くなるくらい、なにもない道をただひたすら40分くらい歩くと、

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実はこの道中、残りあと少しのところで軽トラに乗った地元のおじいに
ピックアップされる。
「乗っていきなさい」って、知らない人の車に乗ってはいけないと
あれほど小学生の時に言われてたのに・・・。
おかげでなぜか、おじいと手を繋ぐ羽目に・・・。
よく考えたら、危ない、かも。

帰ってきて、部屋に少し戻って、
いざ、また出掛けようと縁側に腰掛けてサンダルを履こうとしたら、
その一瞬のすきを見計らって、にゃん次がわたしのひざにぴょこんとのっかる。
「にゃんちゃん、わたし出掛けるのよ」の問いも無視して、
彼女は毛づくろいを始める。
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ああ、もう、それならいいよ。
諦めて、縁側にごろんとなる。
にゃん次も優雅にお昼寝。
縁側で猫と昼寝・・・・。それもまた、よし。

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ほんとにうとうとしてら、庭先で名前を呼ばれる。
よたりとしながら、起き上がるとサラリーマンが帰るという。
福岡の人も出てきてて、宿のお母さんが写真を撮ってくださるというので、
にゃん次を肩にかついで、ぱちりと映る。
それから、港までお見送りに行くことに。

気をつけてね、と、見送るのだけどこの気持ちはなんだろう。
すごくやさしく心の底から、彼の無事を祈る爽やかな別れ。
旅先の別れってすごく特別な気持ちになる。

これはもう、ただの後日談でしかないのだけれど、
わたしが銀座の映画館に行くたびに彼を思い出す。
彼は銀座で働くサラリーマンなのだ。
わたしの通う映画館の通りから、彼の働く会社がみえる。
今日も朗らかに働いてるんだろか。

夕飯前にもうひと散歩と雨上がりの道を
西桟橋へ向かってとぼとぼ歩いてると前から、本を片手にバックパッカー姿の青年が。

どこ行くの?
-あっち。
西桟橋?
-そうです。
じゃ、俺も行く!

てな具合で、なんだか知らずに道連れが。
広島から来てるということ、
年下と思ってたら年上だということ、
でも大学生だということ、
来年から医者になるということを話してくれて、2人で桟橋をぶらぶらしてたら、
黒いレースの日傘をくるくるまわしながら見覚えのある人が歩いてくる。

あ、あ、福岡の人!

3人で晩御飯の時間まで他愛もないこと、しゃべる。
地元の人が犬を散歩に連れてきてて、
犬と一緒にみんなでバイバイをする。

また、夜にでも、会おう!なんて約束して。
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晩御飯の間、
急速に晴れてきたのがわかって、
竹富最後の夜に、ついに夕日とご対面できるチャンスが!
急いでごはんを片付けて、西桟橋まで再び。
走らないと間に合わないけど、
でも、どうしてもビールは持っていかねばと
自販機でわたわたとオリオンビールを買ってたら、
宿泊中の人(北海道で教師をしたのち、いまや隠居。桜前線とともに北上するゆるり旅の人)が、
「そうですか、みなさま、落日を楽しまれるわけですか」と、
洒脱におっしゃられる。
夕日を「落日」だなんて素敵な言い回しで表現することを
現実世界の人の口から初めて聞いて、
なんだかかっこよすぎて、なんども「らくじつ」「らくじつ」と繰り返し声に出しながら、走る。

久しぶりに全力疾走。
みんなをおいて、ひとりでぐんぐん走る。
なんだー、わたし、案外、足はやいのかも!と勘違いしながら。
途中、ありとあらゆる宿からみんな一斉に西桟橋めがけて走り出してて、
マラソン大会みたいになってた。

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海にたどり着いて、
缶ビールをぷしゅっと空けたら、
隣に居た見知らぬお姉さんが目を見張って、
「はー、あたし、慌てて思いつかなかった。だけど、あなた、間違いないわ!天才!!」
と、褒めてくれるから、
誇らしげに、走って少し泡がこぼれたビールをすすりながら、ありがとう、いただきます!
と、ごくごく。

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「落日」という言葉、そのものの夕日。
目を離したら見逃してしまうんじゃないか、と思うくらい、
すとんと落ちてゆく。海に、隠れてしまった。
海を下に下に、地球の反対側を目指して。
わたしがここで感傷に浸ってる向こう側で、誰かの朝が始まる。
その為に太陽は、行ってしまったのだった。

福岡の人が沈みきったあと、のんびりとやってくる。
間に合わなかったね、というと彼女はにやりと笑って、
これからがいい時間と言うのだった。

あんなにたくさんいた人たちも、
夕日が沈んでしまったら、三々五々散ってしまい残るは夜を良しとする者ばかり。
向こうに見える島は石垣かな?などとテキトーなことを言ってたら、
隣で腕組みをした、髭の青年が「あれ、小浜ですよー」とやさしく島の位置を訂正してくれた。
この青年も夜とひとりを楽しむ人らしく、
浜沿いをひとり、遠く遠くに歩いて行ってしまった。


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ぽっかりと、月まで浮かぶ。
波の音。

シャワーを浴びに宿に帰り、
再び、夜を!
福岡の人が、夜の海がいいというので行きたいのだけれど、
1人じゃ絶対に危ないというので、女ふたりで行くことに。
西桟橋に向かう途中、彼女が告白する。
今まで夜の海、何度か来たけど女の子と来るのはじめて。
でも、あなたなら怖くないと思ったんだー。強そうだし。

と、言ってもらってる傍から、わたしは怖いのだった。
暗いところが、まったくもってダメで、それを福岡の人に告げると、
ゲラゲラ笑う。そんな風には見えなーい!って。

桟橋に寝転んで、星を眺める。
何度も何度も流れ星が落ちてきて、
こんなにもしあわせな時間が世界に等しく在るものと同じとは思えなくて、たじろぐ。

そしたら、夕方の広島のバックパッカーが来た。
彼もごろんと横になって、3人で夜に溶ける。

いつまでそうしてたのか。
たぶん、日付が変わってもそうしたまんま。
夜の島は昼の観光のテーマパークの顔とは一変、
はじめて本当の島の時間が流れてるな、と感じた。
福岡の人の提案でなごみの塔に。
昼間は、全然登る気がしなくて、通りすぎてばかりいたのに。

なごみの塔はおそろしく、高く、眼下はミニチュアの迷路みたいだった。
そして、上へと目を向けると、もう、星が手に届きそう。
夜と手を繋いでるみたいな気分になる。

福岡の人が、
ね、竹富は夜に限るのよ。と教えてくれる。
この人の会えてよかったなと思う。巡り会わせだ。
この人に案内してもらわなかったら、わたし、この島のことすきになれないまま帰るとこだった。

長い、長い1日が終わる。
船でゆく!・・・7
モレスキンのノートに綴っていた雑文が、
この7日目と8日目、ぽっかりと抜けてる。

それは、この旅でこの2日間が誰かと時間を過ごすことが多かったから。
裏を返せばひとりになる時間が少なかったということにも。
でも、それもめりはりがあってよかった。
と、今になって思う。
もう、だいぶ記憶は薄れ掛けてるけれど、さぁ、はじめようか。


7日目。

前日の天気を体験してるだけに、
移動に慎重になる。
なにより、まず、波照間を脱出しなければと思い、1便で立つことにする。

前の晩にすっかり仲良くなった、おねえさんとマキノくんと、
供に船に乗る。
宿のおねえさんがお見送り。
この最南端で働く彼女、なんと北海道の人だという。
そうか、ここにも物語があるのだな、と思う。

そして、また、雨が降る。

石垣までの1時間。
わたしはまたあの大海原に放り出されて、
揺れに揺れる恐怖と戦うのだけれど、
今回は1人じゃないのがなんとも心強い。
しかし、つわもの2人はいずれ夢の中へ。
わたしの三半規管は人並み以下か・・・。

離島ターミナルで2人ともお別れ。
おねえさんは小浜島へ、マキノくんは当初の予定地西表島へ。
わたしは竹富島へ。
完全な一人旅は初めてのわたしは旅のルールがつかめてなかったので、
連絡先を交換したかったのだけど、それがなぜかルール違反のような気がして聞けなかった。
結局、おねえさんなんて名前すら、分からずじまい。

わたしが一番最初に船に乗るので、
二人が桟橋までお見送りに来てくれる。

そんな郷愁をのせつつも、
なんともきっぱりと次の島まで15分。
また別の物語が動き出してる。

着いてすぐ、宿のお母さんがお迎えに。
波照間とはまったく別の雰囲気。

母屋に招待されて、おばあちゃんちに遊びにきたみたいな空間。
島ぞうりを貸してもらって、いざ、散策。
借りた傘が、ちょうどよい大きさで感動的。

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まずは西桟橋へ。
どんよりしすぎてるけれど、水はそれはそれはいい色。
徳島から来たという女の子(若い!)が写真をとってくれた。

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星砂の浜は、猫だらけ。
星砂もちゃんとあったけれど。
ここらへんから、きっぱりとした観光業を見続けてげっぷが出そうになる。

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母屋の縁側からは、ブーゲンビリアを筆頭に沢山の花々。
雨に濡れてつやつやしてる。

夕飯のために、食堂へ行くと、おじいからどこから来たのー?と会話が始まったと思ったら、カナヘビが出没。
ヘルパーさんもお母さんも参ってしまって、大騒ぎ。
の、中、わたしと言えばカナヘビくらいなら平気で触れてしまうので、
こともなげにひょいとつかんで2人の熱烈な賞賛を得る。
そして「にゃん次」(なのにメス)という名の看板猫が呼ばれ、与えることに。

にゃん次ったら、残酷にもカナヘビをいたぶっては遊んでた。

夕飯の席ではおっとりした女の人と朗らかなサラリーマンと一緒になる。
不思議な巡り会わせというもので、この3人の食卓はほんとうに楽しくって
初めて会ったとは思えないほどの和み具合。
最初は名前、住まい、仕事などたわいもないことから会話がスタート。
しかし結局、シラフのまんま、なぜか九州の男はここが違う!みたいな男子論に発展。
わたしのまわりはほぼ関東男子しかいないので、
九州男児のかっこよさにほれぼれ。
朗らかなサラリーマンはわたしと同じ埼玉出身なので、
同じく新しい九州男児のはなしに食い入る。
男気ってなんだろう、やさしさってなんだろうってなことをあれこれ延々5時間近く語ってしまった。

そして語りつかれて、夜はすぽんと眠りにつく。
この旅、始まって以来の人との会話に、なんだか新鮮。

船でゆく!・・・6
6日目。

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真っ白な板間を、
はだしでひたりひたとあるくと気持ちのいい、廊下。
朝、ごはんをいただきに隣の食堂にゆく。

ザーザーと砂嵐とまではいかないけれど、
常に荒れてるテレビ(NHK)を見ながら、ごはん。
みんなの関心はもっぱら天気予報。
石垣、八重山地方は、なんと大雨洪水警報!

三重のご夫婦は予定を早めて1便で帰ることになり、
ダイバー2人もとりあえずは準備するらしいけど、心配顔。
そしてわたしは、どうしよ。
今日は自転車でぐるぐる周る予定だったのに、と嘆くも宿の人のうれしい言葉。

「天気予報、案外、あてになりません。外の様子みましょう」

午前中、自分でダメだと判断できるまでは、自転車に乗ることにする。
だって、せっかくの波照間だもの。

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だけど、どんよりしすぎやしないかい???
合羽も借りてるけどいよいよ、ダメな予感。
なにせ、雨の匂いがぷんぷんしてる。
風もぶわりと挑戦的。

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ヤギの親子に別れを告げて、宿に戻ることにする。
1時間半のサイクリング、でもひとまずの海までは到達。
坂道をこぎながら、集落に戻る頃には雨が降り始めた。

PM12:19
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宿の玄関、引き戸の前のソファーにふつうに座るとは逆向きに座る。
そこから背もたれの上に腕を組んで、その上にあごを乗っけて、雨を眺めることにする。
というか、それしかすることない。
なーんもできない。
ただ、ただ、雨の音を聴く。
土砂降りの雨。天気予報は大当たり。
雨の音をこんなふうにしっかり聴いたり、
叩きつける雨粒から巻き起こる風を感じたりするのも
普段の生活でそんなに経験できるわけでもないので、いいもんだなー。

そこへ1台のワゴンが到着。
ダイバーたちがびしょぬれで戻って来た。
やはり中止の様。
あまりにもびしょぬれなので潜ったのかと思ったら、
そうではなくて、小さなボートに乗っただけで、ポイントに着く前に帰ってきたのだという。
なのに、そのぬれようったら!
大雨洪水警報、恐るべし。

横浜のお兄さんとしばし世間話を済ませ、
やみそうにない雨の音を聴いてたら心地よくなってきて、眠くなる。

お昼寝をしに、部屋へ戻る。

遠くでノックの音がしたような、してないような
ゆめうつつを楽しんでいたら、あの音がしないことに気がつく。
雨が上がった、と部屋の窓から来る暖かい風も知らせてる。

もしかしたら、また、降られたら困るので
(なにせ、雨宿りする場所がない。集落を抜けたら延々とつづくサトウキビ畑)
今回の旅の相棒GRⅡにはお留守番をしてもらうことに。
ここからの写真はカメラ機能が残念なことに優れてないケータイから・・・。

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オケヤアカハチの生誕の碑からスタート、ここから南へ下る。
灯台を横目に過ぎ、ぐんぐんとサトウキビ畑を抜けてゆく。
途中、サトウキビをたくさん積んだトラックとすれ違う。
南下して昨日の星空観測タワーを目指すも、
西も東も分からなくするというサトウキビ畑のおかげで、
まんまと道を間違えたらしく、滑走路らしきものが見え、そこは東の果ての空港。

ちゃんと標識もみてたのに、といぶかりつつも
再び目印となる灯台までもどることに。

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そして夕べの観測所。最南端はそこからすぐそこ。

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日本最南端の碑はとてもちいさいもので、足元に申し分程度にあるものだった。
だから、最初は気がつかなくって、はじめに目に飛び込んで来たのは和平の碑。

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波照間の碑は、石で小路がつくられていて、進んでいくと広くとられた空間に様々な形の石が点在してる。
波風にさらされて風化しつつも、その石たちの下に各都道府県の名が記されてる。
その石は各地の青年が持ち寄ったもので、それがこの最南端の岬で、
あの戦争に身を投じた人々の魂を鎮めているとのことだった。

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そしてこれが果ての果て。
ここから先はもう日本じゃない。

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再び小雨が降ってくるけど、気にせずにペダルを踏む。
雨に濡れた道。
舗装された道路が島をぐるりと一周していて、
その周の中はサトウキビ畑がみっしりと大地を占めていて、
その畑に進む道はどこも舗装されていなかった。

とにかく雨のせいもあって、道には誰もいない。
車道だろうがなんだろうが、じぐざぐに進んだり、坂をブレーキを一度もかけなかったりと暴走してみたり、
ふにゃらふにゃらと歌を歌いながら、
貯水池ばかりの道を抜けて西へ西へと。

段々海の音が聞こえてきたので、そろそろ目的地へと近づいたと予測をたてて、
標識を探すも見当たらない。
舗装された道は消え、砂利道に。
でも、でも。と、勘を頼りに緑をくぐったら、ビンゴ!
画像 688

奥に小さな小さな黄色の手書きの看板あり。

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浜紫檀の群生地。
ここはニシ浜とは違って遊泳禁止のビーチなので、
しかもこの雨上がりなので、誰もだんれもいない。
無人!!!

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真っ白な砂地にひとりだけの足跡をつける。
こんなキレイな場所に、足跡・・・。
ごめんなさい、と申し訳ない気持ちになる。
少し風は強めだけど、小雨もやんだことだし、上着を脱ぐ。

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途中で出会ったのは、ボーダーがおしゃれなヤドカリくんと、
わたしなんかより、ずっと堂々と足跡をつけて歩いてた、名の分からないトリくんだけ。

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この空模様じゃ伝わらないけれど、
とにかく波の音しかしなくて、海水なんて、透明という色を初めて見せつけられたような
そんな気さえするほど、美しかった。
言葉では表現できないし、むしろこの美しさがちゃんと写真に写らなかったことさえ
よかったことに思えてくるほどの感動だった。
真にきれいなものは自分の内にだけ留めておきたいもの、
わたしはそういうふうにこころが、狭い。

雨が降らないことをいいことに、
この浜でなんだかいろいろ考えて淋しくなったり暖かな気持ちになったりして、過ごす。
気がつくと何もない浜で2時間が過ぎてた。
夕飯の時間は決められてるので、それまでには戻らなきゃいけない。
それまでに今度は北を目指す!

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海と同じ碧色を羽に持つ、蝶々。

ニシ浜、製糖工場を過ぎ、
港を通り途中で車に追い抜かれる。
ダイバーを乗せた車で東京のお姉さんがこっちに気づいて手を振ってくれる。
次の交差点では、宿のお兄さんに会う。
「今夜のお客さんを向かえに港へ」とのこと。

学童慰霊碑でお祈りしたあと、
ぶりぶち公園というところまで。
その後、伝説の井戸までいったら、一周もおしまい。

中学校と小学校を抜けて、宿に。

宿に戻ったら、今夜訪れた新たな旅の人。
その中に東京のお姉さんのおともだち、マキノくんが。
マキノくんは本当は波照間に来る予定はなくて、
西表で川登をするはずが、今日の天気で1日ぽっかり空いたので、
そういえば波照間にあの子いたっけ、みたいな軽い理由でやってきてた。

すごい!
波照間で現地集合って!!!

夜ごはんのあと、3人で宿の前の広場に出て、
星をみたりして夜を満喫。
明日はいよいよ波照間とは、お別れ。





船でゆく!・・・5
5日目。

AM0:21
甲板に出て星をみた。
晴れてるのでよくみえたけれど、船の構造上、
視界のすべてが空になる場所がなくて残念。

外の風はまた一段と暖かく、南に向かって移動してるのだなと実感。

那覇から石垣までの船旅はほんの半日で終わってしまう。
夜をひとつ越えるだけだ。
まわりは春休中の学生と思しき若者ばかりで、
なかなか騒がしい。
こういうの、苦手なんだよなー。

AM07:14
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日の出は06:56とのこと。
でも宮古島付近は曇っていて、明るくなっていくのはわかったけれど、
太陽が水平線から姿を現すところは見られなかった。

***

石垣に到着後、
もうそこは暖かな南の島でわたしは半袖で次の港へと歩いて移動。
離島桟橋ターミナルはとてもピカピカで、
なんとなくだけれどロンドンのターミナルってこんな感じなのかなと
関係ないことを考えたりしてた。

今回の最初の目的地、波照間島への船は
すでにでたばかりとのこと、次まで2時間。
ターミナルでお昼ごはんをたべ、
本を読み、静かに待つ。

波照間まではおよそ1時間。
外洋に出るとのことで、波は高い。
揺れに揺れ、これまでの船とは大きさも全く違うので
わたしはこれにギブアップ。
さっきおいしく食べたばかりの昼を全て外の世界へと。

げっそりしつつも、船内にアナウンス。
傍に鯨がいます!と。
この旅、二度目の僥倖。
でも、そんな場合じゃなく目を瞑って静かに時が過ぎるのを待つ。
みんな、なんでこんなに揺れてるのに平気なの?!

波照間についたら、迎えに来てくれた宿のお兄さんが
開口一番「大丈夫ですか?」。
「ダメです」のやりとり。

宿帳記入もそこそこに、
部屋へと入り昼寝。
わたしの部屋の名は「イルカ座」というネームプレートが掛かってた。
窓からは、そよそよと南風。

でも、ここでへばってても勿体ないと、いざ、お散歩へ。
まずは海をめざす。
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島人はお地蔵さファッションでおなじみのあの笠ぼうしを。

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この島でここしかない酒造所。
島内でほとんど消費されるため市場にでまわらないとか。
後日那覇でみかけたとき、ここの島の4倍の値段が・・・。
泡波という名の泡盛、先日のピクニック前の晩でいただきましたが、美味。
ほんとうに美味。実は焼酎ってだめだと思ってたけど、こうゆうのって美味なんだと自覚。
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舗装されてない道。
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この先、何度もヤギを目撃するも飼い主は見たことがない。
放置されているヤギばかり。
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このヤギはペンションの前飼われてた。
飼育ではなくペットでしょうね、おそらく。
みんなここらのヤギの首輪はホース。

そして!!

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水はこんなにも透き通ってる。
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木陰で読書してる人、
海に入る人、ちらほら居るけれど少し離れればひとりになれる。
まさに理想の空間。
わたしも、木陰で読書、そしてすこしのうたたね。

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浜の傍の茶屋でカキ氷。
地元の中学生と思しき男女のグループがにぎやかに話してる。
「ごくせんのさつえー?」「松潤?!」

その後、自転車かっとばして風のように去っていった。
わたしはここでも本読みと手紙を書く。

PM17:00
宿の夕ごはんに間に合うようにと帰宅途中、
夕方の鐘が鳴ったのだけれどその曲が実にメロウでよい。
でも、なんの曲なんだろう?

食堂で知り合った三重のご夫婦
(おそらく定年退職の記念旅行。ちゃきちゃきしたおしゃべりすきなご夫婦。この二人に導かれてみんなぽつりぽつりと話はじめた)、
東京のおねえさん(もしかしたら推定26歳とみた。色白のお肌つやつやのかわいらしい人ながら、
アウトドア大好きらしく1人で波照間へダイビングをしに来たとのこと。)、
横浜のおにいさん(推定年齢34歳、ものしずかな黒縁めがねの方、そしてこの人も大人しさとは裏腹に200~300本潜るダイバー、しかもウエットスーツなど自前!)と
食後に天体観測へ。
向かう途中くだんのヤギが道を通せんぼするので、
三重のお父さんが張り切って車を降りそれに横浜のおにいさんもつづき、道をあけさせる。
追い払って、いざ出発と思ったら、ヤギが後ろから全力疾走で追いかけてくるではないか。
これじゃあ、まるで引越しのときにペットを捨てたみたいじゃないか。まったくー!
どこまでも追いかけてくるのを車で振り切りつつ、車中、みんなでそのことを話し、うつむいた気持ちになる。

さて、そんなエピソードはおしまいにして、
観測所へはわが一行が一番乗り。
お父さん筆頭にずんずんボタンを押すだけのプラネタリウムをどんどん動かす。
そうこうしてるうちに他のお客さんもそろったので、
専門の職員さんにつれられて、観測スタート。

雲が多いと心配してたら、なんのその。
また晴れ女ぶりを発揮。
ひと風吹かせて雲を追い払う、
ぴかぴかに晴れる。
そして、なんと、意図せずとしてその晩は新月だってさ。

望遠鏡で木星をみせてもらったり、
スバルもみる。
そんな特別なものをみたりしなくても、ただただ一面の星空にうっとり。
と言っておきながら、カノープスを見たときは、本当にうれしくなる。

海辺にあるので、風はとても強くて
すぐ雲が流れてきたりする。
その中でわたしたちが天体観測した1時間だけ、きっちりと晴れ渡った。
船で揺られて、ここまでたどりつくのに5日もかかってるという事実がまた、
この星空に出会えた感動を増してくれるのだった。

瞬きが違うと思う。
ほんとうにキラキラと
水面が光るように、
ガラスを光で透かしたように、瞬くのだ。
昔の人ってずっとこんな風に夜を過ごしてきたのかと、
誰だかわからない「昔の人」に対して嫉妬したりもした。

南十字星はこの時期、真夜中2時頃にならないと姿を現さないらしい。
それも水平線ぎりぎりに現れるので、
集落が島の内部にあるこの島で、歩いて見に行くというのは危険ということ。
今回は断念。

宿に戻ってもまだ21時。
それが不思議と眠くなる。
小学生じゃあるまいし。と、思いつつも本を閉じて就寝。









プロフィール

まりえ

Author:まりえ
日々、のんきに暮らしてます。

季節が少しずつ
移ろいでゆくように
わたしも
少しずつ
移ろいでゆこうと思います。

おたよりはコチラへどうぞ。

そして、引越し前(アメブロ)の記事は


コチラ。

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