のんきにうたかたの想いを綴ります。
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「ぼくを葬る Le temps qui reste 」
ぼくを葬るぼくを葬る
(2006/10/06)
メルヴィル・プポー

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ひと月で3回も、観てしまった・・・。

先月、ある日差し出された一本のビデオテープ。
タイトルだけ知らされて「よかったら、みてよ」とそれだけ。

わたしは、たぶん、とても神経質な方なので
本や映画は観る時を選んでしまうので、環境が整わずに、今月に入るまでほったらかしだった。

わたし自身のつまらない問題が山積みで、
答えのでない問題を延々と考えあぐねていたり
知りたいようで知りたくないような、という見えない気持ちを探ったり
自己嫌悪のスパイラルにどっぷりはまったりしていたときに、
なんとはなしにこの映画のことを思い出してみたら、最後。

これがわたしの知りたかった答えか、と思わせる色がいくつもいくつも散らばってて
あげく短期間で3度もみるはめに。

31歳のとき、余命三ヶ月を告げられた人の最期までを
光と影を巧みに利用して映像的にもストーリー的にも美しい一本。
(夕日が傾いていって、シルエットが段々と濃くなっていくところなんかは
映像美だけで見入ってしまう、しかもBGMが波の音だなんて!)

主人公が大切に想ってる人にこそ、
自分の運命を打ち明けられなかったというところが、すごく魅せられた理由のひとつ。
家族にも恋人にも、言えない。

それが優しさなのか弱さなのかは、今のわたしにはわからないけれど、
主人公がったったひとりで向き合った「死」と「淋しさ」、つまり孤独、ということだけれど
それがきちんと伝わってくるから最後まで物語に釘付けになってしまった。

この映画自体すごくいいのに、
さらに加えて、今、わたしが個人的に知りたいと思ってた答えが
この映画の主人公の祖母によって語られるシーンがあって
背筋がゾクっとしたのが3度もみた理由。

フランス人がみんなそうなのかは、わからないのだけれど、
まっすぐな言葉を選びとるから、いい。
静かでささやくように、本当のこととはぐらかす為の言葉を上手に使い分けてる。

わたしもこんなふうに
必要な言葉だけを、話したい。
飾る言葉も時には必要だけれど、
ほんとうのことやたいせつなことを語るときは
まっすぐな言葉を。

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『トーク・トゥ・ハー』
トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディショントーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション
(2004/02/16)
レオノール・ワトリング、ハビエル・カマラ 他

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そろそろスペイン語にも慣れてきた。
その言葉の息使いに慣れてくると、物語への入り方にも慣れてくるものだ。

人を愛するということは、
ほんとうに全部を曝け出さなきゃいけないのだな。
剥き出しすぎて、見ているこっちが辛くなるくらいに。

普通はそれを迷うのじゃないかと思う。
わたしは、わたしの場合は、だけれど、
迷いっぱなしだし、迷ったあげくに待ち受けてるのは八方塞がり然とした、カオス。

ほうら、全力出してる当人こそ辛くなるだろうに。

この映画、見てるこっちが辛くなる。

それでもやっぱり追ってしまうのは、
「人間ってやつぁ」に隠された愛すべき惨めさだと思う。
淋しさは、どうしたって1人じゃ解決できないのだから。

それにしても、終わり方が
とっても素敵、とっても見事。
あたかもまた新たな2人の物語が始まるかのよう。

でも、そうだもん。
人生に終わりはこないし、こうしてひとつのストーリーが終わっても
また次のストーリーが始まる。
それも折り重なるようにして終わりとともにまた始まりがやってくる。
気がつかないうちに。




『虹の女神』
年末年始、テレビはガキ使しかみてないのだけれど、
唯一、録画していたのがあったのよね。

それが、この映画。
虹の女神
やっと落ち着いてみることができました。

岩井さんの映画は
もうずっとすきで、それはやっぱりありがちな理由
映像の美しさがわたしの好みだからです。
光の加減であるとか、
雨の使い方とか、
表情の角度とか、そういうことが。

この映画、岩井さんはプロデューサーで(脚本も)
監督は熊澤さんという別の人なのだけれど、
あの美しさは健在。

物語のつなげ方も
繊細で美しさが引き立つようになっていた。
男の子の弱さ
女の子の強がりがうまくって、泣けた。

終わり方が儚すぎて壊れた気持ちをあの主人公の男の子は、どうするのだろうと思いながら、
今年のはじまり、5年分の想いを告白した映画とは別の男の子のことを思い出した。
告白した後、チカラが抜けて、息を吐いて、ゆっくりと腰を下ろして、
ちいさい涙をこぼしてた。
こんなふうに泣いてしまうこともあるのだなと思ったっけ。
映画みたいなはなしだけれど、これは実話
ある意味、とても美しいドキュメンタリー
わたしは新年早々つき合わせて貰えた、そういうことです。

虹の女神 Rainbow Song虹の女神 Rainbow Song
(2007/04/27)
市原隼人、上野樹里 他

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『オール・アバウト・マイ・マザー』
オール・アバウト・マイ・マザーオール・アバウト・マイ・マザー
(2006/06/23)
セシリア・ロス、マリサ・パレデス 他

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昨日、今の職場に本の世界へのいい先導者がいるのだと紹介したのだけれど、
実は、彼とは別の人で映画の世界へのいい先導者もいるのです。

実に、恵まれた環境。

ガエル・ガルシア・ベルナルがすきなわたし、
彼の作品は大抵見ていて
それでもまだ、『バッド・エデュケーション』はみたことがない。
それとは別にこの間『ボルベール』で、人生初、劇場での居眠り事件。
このふたつを映画の先導者にお話してあった。

そして、また。
今月、早稲田松竹で、この2作が同時上映との話をききつけて、
先導者に、「『ボルベール』のリベンジとガエルを堪能してくる!わたしのための企画だわ!!」
と、浮かれて話すと

その共通点はペドロ・アルモドバルという監督なのだということを教えてくれた。
その2作品を観る前に、
こちらを予習しとくようにと一本の映画を借りたのでした。

どういう言葉を使えばいいのか、わからないけれど
そういうふうにうまく言葉で表現できないからこそ
映像にする価値があるのだと、思える。
女であるということを、強く強く思い起こさせる作品で
でも、それだけじゃなく、親と子の話でもあった、わたしにとっては。

あと「名声には味も香りもない」というこのセリフ、かーっこいー!!!


『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ジョン・キャメロン・ミッチェル、スティーヴン・トラスク 他 (2002/09/06)
エスピーオー

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早稲田松竹で観てきました。
やはり、だいすきな映画をスクリーンで観られるしあわせったら、ない。

これを初めてみたのは、DVDだったので、
でっかいスクリーンででっかい音で聴くとこうも興奮するのかと、
たのしみっぱなし。

いつみても美しいし、優しいし、鋭いし、切ない。

ミュージカルなんてほとんど観ないのだけれど、
これだけは、別。
プラトンの「饗宴」のアニメーションもかわいくって、すごくすきだ。

こんな単純なことに今更気がついたのだけれど、
複雑で一言で言い表せない作品ほど、
何度もみたくなるんだな。
やみつきになるというか、それだけの魔法の魅力がこの作品とヘドウィグにあるということか。
そもそも、わたし、ジョン・キャメロン・ミッチェルの歌い方がすごーくすきなの。
あの声、あの口、あの踊り、サイコーじゃないの!

あんまり頭から離れてくれないものだから、
帰りにサントラを購入。
これからしばらくはヘドウィグに浸るのだ!
プロフィール

まりえ

Author:まりえ
日々、のんきに暮らしてます。

季節が少しずつ
移ろいでゆくように
わたしも
少しずつ
移ろいでゆこうと思います。

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そして、引越し前(アメブロ)の記事は


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