『はたらきたい。』 * ほぼ日刊イトイ新聞
2008 / 07 / 11 ( Fri )
久しぶりに「本」というブログカテゴリーを更新させます。 先月もちゃんと本は読んでいるというのに、 なかなか書き留めておく時間がとれないというのは、 わたしの時間の使い方がヘタというだけのこと。 読んだ瞬間に感じたことを忘れないように記録するために このブログをはじめたというのに・・・。 さて、気を取り直して書こう! 書き留めておくのはこの本。 『はたらきたい。』 ほぼ日で「みうらじゅんに訊け!」というのをちょくちょく読んでいて(いや、正確には見ていて) その就職篇というのが、いつになく素晴らしかったのです。 みうらさん、どうしてこうも魅力的なのだろうか。 すごくふざけているよういて、その言葉の奥の奥の方には 真理がある、という気にこちらがなってしまうのだから不思議。 すべて言葉の上からトレーシングペパーを被せるように、ぼかされてる、そこがいい。 そう、そんな連載が本になってるというので買ったわけなのです。 それが『はたらきたい。』 かつて、わたし自身も就職活動していた時期があって、 でも結局就職しないでずるずる暮らしてるという、今があるわけです。 あの時は、周りの流れで就職活動を始めたものの、 こころの奥では納得できてなかったから、4〜5社だけ受けてやめてしまうはめに。 インターネットで会社をみつけて、エントリーシート書いて、面接受ける。 その流れが吐きそうだったから。 とても一対一で話してる気になれなかった。 そのむずむずした気持ちがなんなのか、 なんでわたしがあの一連の流れに納得できなかったのか、 この本を読んでついに納得できました。 わたし、ようやく就職できるかも! という、帰路までやってきたような気がします。 この本は糸井さんが選ぶ4人と「はたらく」対談と 自由業4人の「偉大な無職」意見交換会と みうらじゅんに訊け!就職篇で成り立ってます。 そのどれもが、安心感を与えてくれるから納得できたのです。 安心感というのは、どういう種類のものかというと、 自分があの流れに抗ってたのは、内心こういう思いがあったからなのだと、 この本を読んではっきりと自覚できたから。 闇雲にぐずぐず悩むというのはほんとうにあてのないことで、 「お先真っ暗」状態で苦しい。 でも、これはこの本にも書いてあることだけれど、 そのあてのない道先に、ひとつの灯りが添えられたのだから、そういう「安心感」。 そして一流の人たちが、 「はたらく」ということに対してこういうスタンスでやってきてますというところが わたしの理想としている「はたらく」感と一致してることが、 嬉しかったのです。 わたしがこれから言葉にして相手に伝えていかなければいけないことの指針。 それはわたしが今まで「何を大切にしてきたのか?」ということ。 そしてこれから「何を大切にしていきたいのか?」ということ。 そこを互いに理解できる人たちと、これからもずっと手をつないでいきたいのだと思うのです。 |
育む
2008 / 07 / 11 ( Fri ) ![]() 結局、雨は降らないのだった。 夕暮れのおしまい、夜の始まり。 そのちょうど間に挟まれた時間帯、 多めの雲から、空が覗いてた。 覗く下には、あの象徴的な建物。 まだ、伺ったことはないけれど。 ま、この先、足を運ぶような予定も、ないか。 最後にここに来たのは、いつだっけか? 迎えてくれた人は、 わたしが髪を切ったことを知らないでいたので、 もう、半年近くになるか。 背伸びして、ひとりで来るこの場所は、不思議と居心地がいいのである。 背伸びをしてるのに、居心地がいいとは、これまた矛盾を孕むような言い回しであるけれど、 とにかくそうなのだから、仕方ない。 圧倒的にこどもであることを自覚させられるけれど、 そこでは一等の話が聴ける。 そんじょそこらの授業料では買えない話が、聴ける。 ある意味、こどもだから聴かせてくれる話なのかもしれない。 なにも知らないでまあるい目で聴くから、 みんなするする話してくれるのかもしれない。 それを、今、じっと聴いて ただただ純粋に驚いたり感心したりできる時間を大切にしたい。 おいしいお酒をつくってもらって、 そしてまたそのお酒にまつわるロマンチックなストーリーを勉強して、 いろんな手段で五感全部で酔う。 帰り道、夕べ届いたメールについて考える。 「れんらく」と題されたそのメール。 持てる言葉をいつもたくさん抱えてる人だから、 くっついてくるものはそう単純じゃないのだと思う。 でもシンプルにいたいということだけが、伝わってくる。 ひとまず、つながっていてくれること。 そのことの感謝、それだけを返信する。 余計な言葉はいらないだろう。 赤いワンピースを買ったのだという手紙を貰った日。 わたしも赤いワンピースを買っていた。 そういうシンクロニシティがこれからも何度も、 この人との間にはバカみたいに訪れるのだろうという確固たる自信。 そう自信が持てるということを、幸せに思う。 |


