のんきにうたかたの想いを綴ります。
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『神も仏もありませぬ』 * 佐野 洋子
神も仏もありませぬ 神も仏もありませぬ
佐野 洋子 (2003/11)
筑摩書房

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泣いた、泣いた。
勝手に泣いたよ。


誰もわたしと同じところじゃ、共感しないと思うけれど。

たぶん私が泣いたところではだれも泣かない。
ついでにいえば感動ともちがう。
感動というより、揺さぶられるというほうが近い。


これは角田光代さんが「涙の読書日記」というエッセイで、
佐野さんの『覚えていない』という著書を紹介している時の
文章です。

わたし、角田さんの書く小説があまり得意でない。
読み慣れないというか、
読んでいてすっと自分の中に入ってこない。
だけども、この人の書く文章はすごくすきなのです。
エッセイ共感できるところもあるし、
逆に全く共感できないこともあるけれど、
だけど、彼女の書く文章すきなのです。

わたしが読んだ『神も仏もありません』の感想は、
わたしのすきな文章を書く角田さんが全て代弁してくれたと思う。

『神も仏も・・・』のエッセイの中で
わたしは何べん静かに大泣きした。
エッセイでこんなに泣いてどうする?っていうくらいに。

それは彼女の言動そのものに泣いてるのではなくて、
彼女の言動ある時の自分を巡る何かがオーバーラップして、
その時の自分のこと泣きのスイッチが入るのだと思う。

リリーさんの『東京タワー』が売れたときも、
リリーさんは淡々と
自分自分の母親の話が泣かせたのではなくて、
読者が読者自身自身の母親について重ねて読むから
泣けるのだと分析してたことが頭を過ぎった。
わたしと佐野さんのエッセイもそういうことなのだと思う。

こんなに鋭い本を紹介してくれたのは
わたしと同じ年男の子
彼は3年も前から、「はやく読め、読め」と急かしてた。
当時まだ20歳でしかなかったはずなのに、
彼は佐野洋子を憧れの女性と高らかに宣言してた。

そんな20歳の男の子は、怖すぎる
20歳という数字以上に大人びすぎてて、怖すぎる。
20歳の男の子にはもっと能天気でいてほしい。

彼はわたしにとって宇宙人のような人で
キテレツすぎるので
ある一定の距離を保っていたけれど、
この紹介された本を読んで尚更
より距離をとっておこうと思った。

たしか視力は0・03とかそんなもんだったはずなのに、
それ以上を見定める審美眼が恐ろしい。

3年越しに薦められたこの本を読み終えて
それも泣いただなんてことは、
あの宇宙人には黙っておこう。
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