のんきにうたかたの想いを綴ります。
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それは、文化祭の延長ではないのか?
先日知人から、チケットが1枚余ったとお誘いいただき、
とても名のある劇団のお芝居を観に行ってきた。

それも初日。
原作はわたしもだいすきな小説であったし、
最近、芝居に携わる人と話す機会にもめぐまれ、
新しい演劇に触れたいと思ってたところ、それは好機のできごと。

芝居の開始10分で、わたしは泣いた。

それは、これからおきるストーリーに
役者の演技に
観客のフィーリングすべてに感動したから、ではまるでない。

泣いた理由。
それは原作の小説が可哀想だったから。

なんてことだろう。
わたしが観たお芝居は最悪だった。
悪趣味にもほどがある。
小説の解釈など読んだ人の数だけあるのはわかってる。
わかっていても、だ。
あの演出はなんだ!

世界観など、まるきりちりじりにされてるではないか。
原作はとてもナイーブでそれでいて鋭い現実の中に
満ちる愛と優しさ、切なさを描いてるのだけれど、
それをあの芝居ではつまらない笑いがちりばめられ、
(それもほとんどが身内うけ)
さらになんのつながりも見つけられない音楽がばら撒かれてた。

観客のぬるさにも辟易。
お目当ての俳優に肩入れしてる場合か。
作品ではなく、劇団そのものをみに来てるといった感じ。
あそこに集う人たちにとって、
作品なんてもはやどうでもいいようにすら感じた。

幕が上がる前ならまだしも、
幕が下りた後、後がまたひどい。
芝居に浸るすきも与えず、演者が勢ぞろい。
挨拶だけならまだわかるけど、
ここぞとばかりグッズのコマーシャル。
買って!買って!!

これじゃあさ、プロとは思えない。
文化祭と同じ。

せっかくのいい原作がないがしろ。
わたしはその原作のために泣いたのだ。
あんたは、あのお芝居になんかなるんじゃなかったよ。
そんなことしない方が、ずっとずっと輝いてるじゃないか。
という、そういう涙。


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