のんきにうたかたの想いを綴ります。
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『有頂天家族』 * 森見 登美彦
有頂天家族有頂天家族
(2007/09/25)
森見 登美彦

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今年ももう終わる。
いろんなことを振り返る暇もないくらい、毎日が充実しっぱなしのわたしが、
ひとつ振り返るとすれば、この夏、京都へ行った。

京都の街を縦横無尽に自転車で駆け抜けた記憶も新しく、
そのあとに読んだこの有頂天家族は、
よりわたしを京都の迷宮へと連れ出してくれたのである。

『夜は短し歩けよ乙女』ももう一度読みたい。
そうしたら、あの夏走り抜けた街並みとちゃんとつながって、
より鮮やかに読めそうだもの。

この有頂天家族は、狸と天狗と人間のはなし。
小説の冒頭において、その全てが語られてるわけだけれど、
この作家、ほんとうにどうしてそういうことが上手にできてしまうのだろう。

軽い語り口でするすると始まって、
気がつけば虜になっておしまいのページをめくってる。
でも、そういう軽さとスピードの中に、ちゃんと真理がちりばめられてる。
家族を愛することとか、
女の子をすきになることとか、
そういうありふれているけれど、とても重要な真理が。

わたしのお気に入りは、
弁天(めっぽうな美人)に想いを寄せる赤玉先生(老天狗)が
天狗にとってとても重要な物をほいほいあげてしまう様を見かねた狸(天狗の教え子)とのやりとり。

「いいかげんにしろ。なんで、そう何でもかんでも、やってしまうんです!」
「まだ分からんか、愚か者め!」
偉大なる恩師は叫んだ
「喜ぶ顔が見たいからだ!」


ああ、ほら、真理でしょ?





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