のんきにうたかたの想いを綴ります。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『ほかに踊りを知らない。』 * 川上 弘美
東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))
(2007/11/17)
川上 弘美

商品詳細を見る


もうなんと言ったらいいのやら。

わたし、この川上さんの多感な暮らしぶりがだいすきでたまらない。
ひとつ、ある日の日記を紹介しましょう。

 六月某日 晴

 下北沢に映画を見に行く。
 白黒の、森繁久彌の出る映画である。
 一本めの映画では森繁はトンカツ屋の主人の役で、二本めでは世をすねた
小説家の役だった。小説家の方は髭をたくわえたうえに黒眼鏡もかけていて、
下町の商人ふうだったトンカツ屋主人とはぜんぜん違う人にみえた。
 髭を生やせばあれだけ違う人に見えるのかと羨ましくなって、呻吟する。
 家に帰ってから、つけ髭(ずっと前のクリスマスに友だちから貰った)を
して鏡を見てみたが、いつもの自分とほとんど違っていなかった。あの違い
は、森繁の演技力あってこそのものとわかって、少し、安心する。


なんて、なんて可愛い人なんだろう。
そう思わずには、いられないのだから、
そういうところがこの人の魅力なのでしょう。

以前、遠巻きにお見かけした女性(おそらく60代)について、
彼女をよく知る人に尋ねたことがある。
その人(30代の男性)は彼女のことをこんなふうに紹介してくれた。
「あの人、可愛い人だよ。猫や犬なんか見かけるとこどもに戻っちゃう。
そんな人。でも尊敬できる人かな」

自分の半分もない年の男の子に
そんなふうに言われる人ほどすてきな女性はいないと思う。

この東京日記2を読んでいて、
急にこのエピソードを思い出してしまった。
なれるかしら、わたしも。
スポンサーサイト
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://utakataomohi.blog67.fc2.com/tb.php/323-ef90d41b
プロフィール

まりえ

Author:まりえ
日々、のんきに暮らしてます。

季節が少しずつ
移ろいでゆくように
わたしも
少しずつ
移ろいでゆこうと思います。

おたよりはコチラへどうぞ。

そして、引越し前(アメブロ)の記事は


コチラ。

最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ

MONTHLY

FC2カウンター

リンク
ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。