のんきにうたかたの想いを綴ります。
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『物語の役割』 * 小川 洋子
物語の役割 (ちくまプリマー新書 53)物語の役割 (ちくまプリマー新書 53)
(2007/02)
小川 洋子

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新年、最初に読んだ本は、
かつてから幾度も読み重ねている梨木香歩さん
村田エフェンディ滞土録』と『家守奇譚』だった。

それというのも、
今、わたしの居る環境がそうさせているのだ。
ただの道楽で続けている本を読むという行為
それは自分の内側でのみ完結する行為で、
誰かとそれを分かち合うという共同行為ではなかった、今までは。

それが、だ。
たまたま今の職場には、本を読むという行為に貪欲な人がもう1人居るのである。

彼の読書量はそれは、もう、わたしなどは敵うわけもないくらいの
素晴らしいもので、わたしはそれを尊敬しているのだけれど、
人づてによると、
どうやら、彼もわたしに対してそのように感じてくれている、らしい。
(オコガマシイ物言いで、ごめんなさい)

で、そのようにして、
あの人いろんな本読んできてるのだなぁ」と思っているお互いが
過去3年の読書歴を洗いなおして、エッセイ・評論と小説とわけてベスト5を選出し、交換をしたことがある。

それが、まあ、見事にひとつも被らないのである。
世の中に溢れる本の海の広さ深さを知って、わくわくし通しの日々が始まったのは言うまでもなく、
その日から、自分の一押し本をトレードしてはお互い、
知らなかった世界を覗いているのである。

そういう流れもあって、ほんとうにわたしの慕っている梨木作品を
「いざ、紹介しちゃうぞ!」という意気込みのもと、新年に読み返してみたのである。

彼とは去年知り合ったのだけれど、
ほんとうに新しい世界を見せてくれる。
そもそも、わたしは、今まで
海外小説新書評論など読んでは来なかったのだから。

この小川洋子さんの新書も、彼が貸してくれた。
読みやすいよ、と。
本当に読みやすくて仕事の合間合間に読んで、借りたその日に返したほど。

このなかで、著者がこのように綴っていたのが印象的だった。
国籍も育った環境も、年齢さえも違う人と出会った時に、
たまたま同じ本を読んでいたことがあると分かった瞬間、
同じ想いを共有したようになり、その人との距離がぐんと縮まる、
本とはそのような役割なのだ、と。

まさに、だ。
知らない誰かとちょっとでも繋がる手がかりとして、
わたしはこれからも本を読む。
今日読んだ本が、
いつか砂漠ですれ違った人と繋がる手筈になるかもしれないのだから。
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