のんきにうたかたの想いを綴ります。
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船でゆく!・・・6
6日目。

071.jpg


真っ白な板間を、
はだしでひたりひたとあるくと気持ちのいい、廊下。
朝、ごはんをいただきに隣の食堂にゆく。

ザーザーと砂嵐とまではいかないけれど、
常に荒れてるテレビ(NHK)を見ながら、ごはん。
みんなの関心はもっぱら天気予報。
石垣、八重山地方は、なんと大雨洪水警報!

三重のご夫婦は予定を早めて1便で帰ることになり、
ダイバー2人もとりあえずは準備するらしいけど、心配顔。
そしてわたしは、どうしよ。
今日は自転車でぐるぐる周る予定だったのに、と嘆くも宿の人のうれしい言葉。

「天気予報、案外、あてになりません。外の様子みましょう」

午前中、自分でダメだと判断できるまでは、自転車に乗ることにする。
だって、せっかくの波照間だもの。

072.jpg

だけど、どんよりしすぎやしないかい???
合羽も借りてるけどいよいよ、ダメな予感。
なにせ、雨の匂いがぷんぷんしてる。
風もぶわりと挑戦的。

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ヤギの親子に別れを告げて、宿に戻ることにする。
1時間半のサイクリング、でもひとまずの海までは到達。
坂道をこぎながら、集落に戻る頃には雨が降り始めた。

PM12:19
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宿の玄関、引き戸の前のソファーにふつうに座るとは逆向きに座る。
そこから背もたれの上に腕を組んで、その上にあごを乗っけて、雨を眺めることにする。
というか、それしかすることない。
なーんもできない。
ただ、ただ、雨の音を聴く。
土砂降りの雨。天気予報は大当たり。
雨の音をこんなふうにしっかり聴いたり、
叩きつける雨粒から巻き起こる風を感じたりするのも
普段の生活でそんなに経験できるわけでもないので、いいもんだなー。

そこへ1台のワゴンが到着。
ダイバーたちがびしょぬれで戻って来た。
やはり中止の様。
あまりにもびしょぬれなので潜ったのかと思ったら、
そうではなくて、小さなボートに乗っただけで、ポイントに着く前に帰ってきたのだという。
なのに、そのぬれようったら!
大雨洪水警報、恐るべし。

横浜のお兄さんとしばし世間話を済ませ、
やみそうにない雨の音を聴いてたら心地よくなってきて、眠くなる。

お昼寝をしに、部屋へ戻る。

遠くでノックの音がしたような、してないような
ゆめうつつを楽しんでいたら、あの音がしないことに気がつく。
雨が上がった、と部屋の窓から来る暖かい風も知らせてる。

もしかしたら、また、降られたら困るので
(なにせ、雨宿りする場所がない。集落を抜けたら延々とつづくサトウキビ畑)
今回の旅の相棒GRⅡにはお留守番をしてもらうことに。
ここからの写真はカメラ機能が残念なことに優れてないケータイから・・・。

画像 678

オケヤアカハチの生誕の碑からスタート、ここから南へ下る。
灯台を横目に過ぎ、ぐんぐんとサトウキビ畑を抜けてゆく。
途中、サトウキビをたくさん積んだトラックとすれ違う。
南下して昨日の星空観測タワーを目指すも、
西も東も分からなくするというサトウキビ畑のおかげで、
まんまと道を間違えたらしく、滑走路らしきものが見え、そこは東の果ての空港。

ちゃんと標識もみてたのに、といぶかりつつも
再び目印となる灯台までもどることに。

画像 679
そして夕べの観測所。最南端はそこからすぐそこ。

画像 683
日本最南端の碑はとてもちいさいもので、足元に申し分程度にあるものだった。
だから、最初は気がつかなくって、はじめに目に飛び込んで来たのは和平の碑。

画像 681
画像 684

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波照間の碑は、石で小路がつくられていて、進んでいくと広くとられた空間に様々な形の石が点在してる。
波風にさらされて風化しつつも、その石たちの下に各都道府県の名が記されてる。
その石は各地の青年が持ち寄ったもので、それがこの最南端の岬で、
あの戦争に身を投じた人々の魂を鎮めているとのことだった。

画像 685

そしてこれが果ての果て。
ここから先はもう日本じゃない。

画像 687

再び小雨が降ってくるけど、気にせずにペダルを踏む。
雨に濡れた道。
舗装された道路が島をぐるりと一周していて、
その周の中はサトウキビ畑がみっしりと大地を占めていて、
その畑に進む道はどこも舗装されていなかった。

とにかく雨のせいもあって、道には誰もいない。
車道だろうがなんだろうが、じぐざぐに進んだり、坂をブレーキを一度もかけなかったりと暴走してみたり、
ふにゃらふにゃらと歌を歌いながら、
貯水池ばかりの道を抜けて西へ西へと。

段々海の音が聞こえてきたので、そろそろ目的地へと近づいたと予測をたてて、
標識を探すも見当たらない。
舗装された道は消え、砂利道に。
でも、でも。と、勘を頼りに緑をくぐったら、ビンゴ!
画像 688

奥に小さな小さな黄色の手書きの看板あり。

画像 689
画像 691

浜紫檀の群生地。
ここはニシ浜とは違って遊泳禁止のビーチなので、
しかもこの雨上がりなので、誰もだんれもいない。
無人!!!

画像 692

真っ白な砂地にひとりだけの足跡をつける。
こんなキレイな場所に、足跡・・・。
ごめんなさい、と申し訳ない気持ちになる。
少し風は強めだけど、小雨もやんだことだし、上着を脱ぐ。

画像 693

画像 702

途中で出会ったのは、ボーダーがおしゃれなヤドカリくんと、
わたしなんかより、ずっと堂々と足跡をつけて歩いてた、名の分からないトリくんだけ。

画像 696

画像 701

この空模様じゃ伝わらないけれど、
とにかく波の音しかしなくて、海水なんて、透明という色を初めて見せつけられたような
そんな気さえするほど、美しかった。
言葉では表現できないし、むしろこの美しさがちゃんと写真に写らなかったことさえ
よかったことに思えてくるほどの感動だった。
真にきれいなものは自分の内にだけ留めておきたいもの、
わたしはそういうふうにこころが、狭い。

雨が降らないことをいいことに、
この浜でなんだかいろいろ考えて淋しくなったり暖かな気持ちになったりして、過ごす。
気がつくと何もない浜で2時間が過ぎてた。
夕飯の時間は決められてるので、それまでには戻らなきゃいけない。
それまでに今度は北を目指す!

画像 703

海と同じ碧色を羽に持つ、蝶々。

ニシ浜、製糖工場を過ぎ、
港を通り途中で車に追い抜かれる。
ダイバーを乗せた車で東京のお姉さんがこっちに気づいて手を振ってくれる。
次の交差点では、宿のお兄さんに会う。
「今夜のお客さんを向かえに港へ」とのこと。

学童慰霊碑でお祈りしたあと、
ぶりぶち公園というところまで。
その後、伝説の井戸までいったら、一周もおしまい。

中学校と小学校を抜けて、宿に。

宿に戻ったら、今夜訪れた新たな旅の人。
その中に東京のお姉さんのおともだち、マキノくんが。
マキノくんは本当は波照間に来る予定はなくて、
西表で川登をするはずが、今日の天気で1日ぽっかり空いたので、
そういえば波照間にあの子いたっけ、みたいな軽い理由でやってきてた。

すごい!
波照間で現地集合って!!!

夜ごはんのあと、3人で宿の前の広場に出て、
星をみたりして夜を満喫。
明日はいよいよ波照間とは、お別れ。





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